JSLAとは

JSLAの事業概要

事業概要


  1. ローン組成およびローン売買取引法の標準化と簡易化
  2. 市場参加者行動規範の確立
  3. ローン債権価格評価手法、関係法、会計、税務につき研究
  4. 上記、取引方法、市場規範、研究結果を反映する契約書雛型を作成
  5. 市場規模、取引内容につき統計的データを収集、発表
  6. 借主、貸主、その関係者宛、ローン形成および債券売買市場の広報、情報提供
  7. 会員間連絡、対外広報等に使用するサイトの運営
  8. 前各号のほか本協会の目的のため必要と認めた事項


ローン市場拡大の意義


ローン債権市場が拡大することにより、借入人、債権譲渡人、債権譲受人等の全てのローン債権市場関係者は以下のようなメリットを享受できる可能性があります。
  • 借入人
取引金融機関の貸出余力が高まることによる、安定的な資金調達
資金調達選択肢の多様化
シンジケーションによる調達窓口拡大
  • 債権譲受人、シンジケーション・パーティシパント(参加者)
積極的なローン債権ポートフォリオの調整
資金運用選択肢の多様化
シンジケーションによる取引顧客拡大
  • 債権譲渡人、シンジケーション・アレンジャー
積極的なローン債権ポートフォリオの調整
ローン債権売却によるリスクアセット削減と資金調達
シンジケーションによる手数料収入

 JSLA加入のメリット

1.ローン債権市場参加者間の交流

 
 会員の間では、委員会をはじめとする活動や会合を通しJSLAを介した会員相互の連絡があること、JSLAの名簿により各会員においてローン債権市場に関係する部署や担当者が明確になり直接の連絡が容易になること等から、交流が容易になります。
 

2.プライマリー・ローン債権市場における標準的取引手法の利用

 
 JSLAの主要な目的の一つには、ローン・シンジケーションをはじめとするプライマリー市場における法的および実務的問題点の論点整理を通して、標準的な契約内容や資金決済方法等を整備することがあります。
JSLAの会員はその成果を前提として案件の組成を検討することができるため、ドキュメンテーションや事務手順策定に係る労力を省き、案件の推進に注力することができます。また、JSLA会員との交渉においては共通の認識を前提に議論することができます。
 

3.ローン・トレーディング市場における標準的取引手法の利用

 
 JSLAの主要な目的の一つには、法的および実務的問題点を検討の上でローン債権売買に関する譲渡人と譲受人間の標準的基本契約書の作成や約定方法、資金決済方法等の規範を作ることがあります。
JSLAの会員間のローン債権売買においては、締結済みの標準的基本契約に基づき、個別取引特有の事項を特約として定め、JSLAの取引規範に従って約定、資金決済を行うことが可能となります。従来の取引に比べ、より平易にかつ安全な取引が可能になります。